精度の先にあるもの
インテリジェント・カウンティング:精度を超えたもの
ウェブサイトでは、訪問者のクリックの流れを追ったデータを解析し、ウェブサイトでの訪問者の移動先と行動を把握して、最適化が進んでいます。現実の世界でも、同様のデータ評価で実店舗などの最適化を有効に進めることができます。 ただし、正確な人数カウントのみでは、真に有意義なデータとはなりません。 FLIR Brickstream デバイスは、単に精度を追うのではなく、複数の指標を追跡する動的技術を用いて、より有意義で実用的なデータをもたらします。 弊社のセンサーは4つのコア・メトリクスを追跡します:
カウント・メトリクス
入出
キュー・メトリクス
行列の長さと待ち時間
サービス・メトリクス
サービスの開始とサービス時間
検出メトリクス
物体の検出
これらの強力な指標を、高度なオプションとフィルタリング制御との組み合わせにより、さらに利用しやすくすることができます。 以下の方法で情報を付加して、必要とするデータを取得することができます:
複数ゾーンでのカウンティング
多くの店では、店内に特定の商品セクションがいくつもあり、そのセクションに至るには特定の動線を通ることになります。 FLIR センサー製品ラインを使用すると、来店者と退店者の追跡のために複数箇所でのカウントを設定でき、店内セクション間の動きも追跡できます。 複数のポイントで指標を収集することで、顧客の行動に対する理解が深まります。 エンター・ラインは 緑色ライン 、退出ラインは 青色ラインで表されます
カウンティングと精度の向上
より高度なカウント機能で精度が向上 顧客の動きは千差万別ですが、特定の行動に着目すると、意味のあるデータのみ抽出し、無意味なデータをカウント対象から排除できます。 顧客の動きをより正確に追跡すると、無意味なデータをカウント対象から排除できます。顧客の動線が入店または退店を示す行動と一致する場合のみ、入店または退店としてカウントします。
最終カウント:入店者1、退店者0
顧客の動線が入店を示す行動と一致する場合のみ、入店とカウントします
入店者0、退店者1顧客の動線が退店を示す行動と一致する場合のみ、退店とカウントします。
最終カウント:0進入、0退出
入店者0、退店者0素通りした人は基準を満たさず、入店者とはカウントされません。
最終カウント:1進入、0退出
入店者1、退店者0「単回カウント」ロジックで1人の顧客の動きを何度もカウントするミスを防止できます。
除外ラインと通過ライン
FLIR センサーでは、「除外ライン」と「通過ライン」を使用し、より細やかな解析が可能です。 除外ラインはラインに触れた後の顧客の動きを考慮対象外とする基準です。 顧客の動きが除外ラインと交わらない場合はカウントされますが、交わった場合は同じ人物の以後の動きがカウント対象から外されます。 「通過ライン」は移動方向とは無関係に通過者をカウントします。 通過ラインと他種類のラインを組み合わせると、特定の行動を把握できます。 除外ラインは 赤い線 通過ラインは 紫色の線で表示されます 。
除外ライン
本事例では、1回の退出のみが算入されます
除外ラインに触れると、同じ人物の以後の動きがカウント対象外となります。
通過ライン
通過ラインこの例では両方の動線がカウントされています
通過ラインでは通過者が移動方向とは無関係にカウントされます
高さを基準にした高度なフィルター処理
高度なフィルターの設定により、子どもとショッピングカートを選り分けることができます。 たとえば、子どもをカウント対象から除外したり、大人とは別にカウントしたりすることができます。 高さと質量情報に基づき、ショッピングカートを人数カウントの対象から除外できます。
ショッピングユニット
「ショッピングユニット」オプションでは、売り上げにつながった来店客のグループを正確に絞り込むことができます。 センサーは以下等の複数パス間の時間と距離情報のモニタリング目的で設定可能です:
- 顧客は画面のフレーム内にある場合、相互に近接した状態のままです
- 同時間に入店しますか
- 相互に近接して入店しますか
この結果、このセンサーでは複数の動線を家族や2人連れなど、1まとまりの来店客の単位として検出できます。
最も精度の高い行動測定デバイス
LIR Brickstreamの人数カウントおよび追跡センサーには、特許を取得したパス追跡技術、高さに基づくフィルター処理、優れたステレオビジョン型センサー技術が組み込まれています。以下の点を最適化することができます:
- 売上コンバージョン:来店客の人数を把握するため、「人数カウント」指標は多くの店で採用されています。 小売店では、来店者が購入に至った比率であるセールスコンバージョンを把握すると、店舗間の実績を比較しやすくなります。 A店への来店者のうち、何人が購入に至ったでしょうか? 小売業大手では、数千の店舗を運営しているため、一貫したパフォーマンス測定が不可欠です。
- カスタマーサービス:誰でも待たされるのは嫌なものです。待ち時間を常に許容範囲内に抑えておくと、顧客の来店頻度が増し、利用単価が上がる可能性があります。
- 人員配置: 何人がどう動いたかを見ることにより、来店者の対応に必要な労働量を算出できます。 人員は多すぎれば利益が損なわれ、少なすぎれば顧客の不満につながり、潜在的な売り上げの喪失の原因となります。
- 収益:娯楽施設では、収容人数の範囲内でチケット売り上げを上限まで増やすため、来場者の行動を指標としています。
- 製品配置と表示や看板:人が移動し、ショッピング中に立ち止まるパターンは、商品や掲示の配置とスペース割り当てを最適化するために活用されています。
- 安全:収容人数は物理的な空間の安全性を示す基本指標です。 何人がどう動いたかを見ることにより、セキュリティスタッフの配置場所と必要人数を特定できます。
- 価格設定:モール事業者は、モールに来た人、モールで過ごした人、購入に至った人の数値を参考にして、店舗スペースの賃料を決め、特定のテナントの貢献度を算出することができます。
Brickstream製品の詳細は、こちらから人数計測ページにアクセスしてください!