衣料小売のColgram社、90店舗以上で FLIRの店内分析ツールを活用

チリに本拠を置く婦人・子ども用衣料小売のColgram社は、南米のFLIR代理店、SkillUp Chileを通じて店内解析システムを導入し、南米内の90か所を超える店舗でFLIR Brickstream® 3Dスマートデバイスを活用しています。 Colgramは、SkillUpが提供したソリューションで店舗の集客や動線といった指標をリアルタイムで極めて正確に測定し、レポートで確認しています。 こうした情報から得られる有益なヒントを基に、店長は人員配置、サービスなど店舗の業績に影響する重要分野に関してより的確な判断を下すことができます。

ビジネスの課題

それまでColgram社は赤外ビーム技術を使って来店客の入退人数を カウントしていました。ところが、さまざまな解析 ニーズに次々と対応するには、赤外ビーム技術で取得した データは精度、範囲、適時性が不十分であることがわかり ました。 特に同社が求めていたのは、 大人と子どもを区別するソリューション でした。子ども連れの来店客を個人でなく家族単位でカウントする ためです。

これはコンバージョンの指標を計算する方法に影響を及ぼす重要な 区分です。家族連れの子どもと大人をそれぞれ個人としてカウント すると、潜在的なコンバージョン機会の数が水増しされ、 正確に判断できません。 FLIR Brickstream 3D スマート解析デバイスには、市場トップクラスの精度があり、 Colgram社ではこれらのデバイスを生かして家族単位で正確に測定したり、コンバージョンを計算したり、多様な視点から来店客の行動について詳細情報を収集してリアルタイムの対応に生かすことができます。

解決策

「当社では、ドアを出入りする人数より詳しく有意義な情報 を収集し、店内全域にわたって来店客の行動を分析したい と考えていました」とHernán Ferragut氏（Colgram社 小売担当ディレクター）は語ります。 「ビーム技術では来店者の出入りしか 追跡できず、数え間違いが多かったため、 収集したデータの処理に数日から数週間も かかりました」

「FLIR Brickstreamセンサーでより有意義なリアルタイムデータを取り込み、SkillUpのFollowUPソリューションの緻密な解析機能とレポート機能を組み合わせることで、 Colgram社は来店客の移動に関する正確な情報をすぐに取得し、 子連れを1家族単位としてカウントし他の重要指標を把握できます。 今日の小売業界は変化が 激しく、競争が厳しいため、業績改善には、顧客の 行動についてこのように踏み込んで解析した情報が 欠かせません」

「店内解析の有益性は、顧客数データを入口のドアでだけでなく、 売り場全体で測定する必要が あります」とChristian Cafatti氏 （SkillUp Chile社CEO）は述べています。 「FLIR Brickstream 3D スマートデバイスは、赤外ビームセンサーや 温度センサーなど、小売業界で一般的な各種技術に比べ、常に優れた精度を発揮します。 Colgramがこのプロジェクトで当社を採用するにあたっては、 このメリットとFollowUPの充実したリアルタイムレポートツール群の組み合わせが決め手となりました」。

Skillup Chileについて

SkillUp Chileは小売業界向けにビジネスインテリジェンスソリューションを 提供するソフトウェア開発企業です。 東京 を本拠とするソフトウェア企業SkillUp Japanと数人のチリ人 パートナーらによって、2010年にチリのサンティアゴで設立 されました。 南米と日本の両方で、幅広いビジネスインテリジェンス ソフトウェアツールとビッグデータ解析ソフトウェアツール、大規模小売 業者向けシステム統合サービスを提供して います。 主力製品であるFollowUPは、 多種多様なセンサーで取得したデータに基づき、 小売業者に業務改善や売り上げアップに有効な情報を提供するビジネスインテリジェンス（BI）ソリューションです。

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